27826人が本棚に入れています
本棚に追加
/538ページ
「俺は暗殺者に命を狙われてた。さっきの四人は味方だ。確かに担任は暗殺者で……話せば長くなるけど……」
和は頭痛でもしているかのように額に拳を押し当てて少しずつ話し始めるが、涼と太市はまだ腑に落ちないのか難しい顔をしている。
「なんでそんな危ない奴らと絡んでるんだ?だから危ない目に合うんじゃないのか?あんな奴等と付き合わない方が…」
「うるさい」
和は今まで太市達の質問攻めに対して、後ろめたさもあり何も言わなかったが、和の味方に対して否定する発言に我慢がならなず、太市の言葉を途中で止めた。
「何も知らないくせして、知ったような口をきくな。俺も……暗殺者だ!」
「「なっ!?」」
和は驚きの表情を浮かべる二人を置いて、その場から消えるように居なくなる。
涼と太市は和の衝撃的な事実を打ち明けられて放心状態に陥っていた。
最初のコメントを投稿しよう!