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【ホロウシュ】
ほろうしゅ。ノヴァルナ・ダン=ウォーダ親衛隊の名称。皇国歴1551年当時、ナグヤ=ウォーダ家当主のヒディラス・ダン=ウォーダが、嫡男で次期当主のノヴァルナが近いうちに初陣を迎えるにあたり、身辺警護と、いずれ家督を継いでナグヤ=ウォーダ家当主となった際に、新政権の中核を担える同年代の家臣を育成するために編成した部隊。カスタマイズされた専用のBSIユニットを運用する。
当初の構成人員は40名。身分は高くないが実戦経験が豊富な、ベテラン兵士が大半を占め、彼等の指導のもと、将来を有望視された少数の若手がノヴァルナと共に、初陣に備えて実戦訓練を繰り返していた。
だがやがて迎えた初陣で、ノヴァルナの部隊は彼を捕らえようとするイマーガラ家総参謀長、セッサーラ=タンゲンの罠に嵌り、惑星キイラにおいて大部隊に囲まれて、『ホロウシュ』はノヴァルナを庇って潰滅してしまう。
この戦いで九死に一生を得たノヴァルナは、生き残った四人の若手に、自らが探し出して来た民間人の若者を加え、総勢20名で『ホロウシュ』を再編成したのである。
ただそのノヴァルナが登用した若者がみな、ナグヤのスラム街に住んでいた素行の悪い、私生児同然の少年少女であった事。そして彼等が、普段から傍若無人な振る舞いが目立つノヴァルナに同調して、騒動の規模を大きくしてしまっている事に家臣の大部分から猛反発を買い、ひいてはノヴァルナの評判をさらに貶めてしまっている。
※再編時のメンバーは下記の通り(ヨリューダッカ=ハッチ以下は民間より登用)
●トウ・シェイ=マーディン(筆頭/隊長)
●ナルマルザ=ササーラ(副長)
●ヨヴェ=カージェス
●ラン・マリュウ=フォレスタ(女性)
●ヨリューダッカ=ハッチ
●シンハッド=モリン
●ナガート=ヤーグマー
●ジュゼ=ナ・カーガ(女性)
●キュエル=ヒーラー(女性)
●ヴェール=イーテス
●セゾ=イーテス
●サーマスタ=トゥーダ
●タルディ・ワークス=ミルズ
●クローズ=マトゥ
●ショウ=イクマ
●カール=モ・リーラ
●ガラク=モッカ
●トーハ=サ・ワッツ
●モス=エイオン
●キスティス=ハーシェル(女性)
【この項おわり】
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