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【ニューロネットライン】
にゅーろねっとらいん(neuronetline)。一般的にはNNLの略称で使われる。脳に埋め込んだ半生体電子チップによって、コンピューターネットワークと脳をリンクさせるシステム。
ヤヴァルト銀河皇国においては、皇国暦1200年代の、惑星キヨウを統一した連邦時代からすでに普及しており、生体素材などは更新されて来たが、基本的システムはその頃からほとんど変化していない。
送受信器となる半生体電子チップは、普通に市民権をもつ住民ならば、3才になると同時に脳に埋め込まれ、共生を始める。
移植時は位置信号や睡眠/覚醒状態の発信程度の機能だが、それ以降は人体の成長とともに脳の表面に回路を広げ、同時に機能を複雑化していく。
システムは15才でほぼ完成し、五感と外部端末のリンクが脳波で操作出来るようになる。
このようなシステムで一番懸念されるのは、リンク侵入からの情報流出・洗脳であるが、これに対するセキュリティはシステム開発当初からの最重要、最優先事項で、ランダムコードアクセスやベクトルスキャンアクセス、階層別コードなどの、幾重にも及ぶセキュリティにより、警察などの公的機関からのアクセスが、第一階層までアクセス出来る以外は、不正と判断された外部からのアクセスには、即時に遮断、ローカルモードに切り替わるなど、一方的な侵入は不可能である。
従来のようなメールのやり取りや、情報ネットワーク、コミュニティーサイトへのアクセスは基本的な事であるが、軍事的利用では、BSIユニットの操縦にサブシステムとして導入され、重力子フィールドを使った高機動戦闘における空間認識に、機体が人型である理由の一つとなっている。
【この項終わり】
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