episode175 酔狂サーカス②

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乱暴を働いた手。 近づいてきて 今度は愛しげに僕の頭を撫でた。 「大人しくしてろ」 混沌。 「たまには優しく抱いてやるから」 まさにカオスだ。 言われるがまま口をつぐみ 僕は征司の首に両腕を回した。 「ンンッ……」 征司は真直ぐ瞳を見つめたまま 再び僕と繋がった。 「……ごめんなさい、お兄様……ごめんなさい」 素直に口づけを受け入れると 僕らはゆっくりと溶け合った。
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