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第3話 忘れられた城
2人はあっという間にある部屋の前まで来ていた。
彼はレルファ・ロイクマリティ。長きにわたりここに仕えているただ一人のフランス人の執事。少し前に雇ったばかりの新人が三人ともやめてしまったらしい。というのも、ここの主には少し問題があるようなので、気をつけるように助言をし、自分の仕事に戻ってしまった。
目の前の扉を軽くたたき、何の躊躇も無く髭の方は開いた。
驚いたことに、そこにたっていたのは17才ほどの少女であった。
末松「失礼いたします。このたびは雇っていただき、ありがとうございます。つかぬことをお伺いしますが、日本語での挨拶でよろしかったでしょうか?」
彼女はラルシェ・ルネア・ロリアンヌ。歳には驚いたが、緑色のツイン巻き髪が特徴的で、こんなにも恐怖を感じるようなオーラを漂わせている少女に他ない。
夕樹「遅れてしまい申し訳ありませんでした!」
少し出遅れたが小さい方も緊張しながら挨拶をした。
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