其之弐 気付いてみれば…

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お互いに感じた事のない感覚が何なのか…また1つの疑問が湧き上がる、でもこれはキスがしたいとかそーゆー物とは違い、何かを満たしたい様なそんな感覚、これまでとはレベルが違う様な気がする。 「頭冷やして部屋に戻ろう雪穂」 「そうだね、明穂」 一先ず二人がキッチンに向い、明穂が冷蔵庫から良く冷えた麦茶を取り出し雪穂は二人の専用グラスを取り出してテーブルに置く、並々と注がれた麦茶を手に取った二人は何時もの様にグラスを軽く当ててからそれを口に運んだ。 「ふぅ…少しは落ち着いたかな」 「みたいだね…『でも』」 「まだドキドキしてる…」 「私も…キスって凄いね…こんな風にドキドキするんだね…」 「うん…」 明穂が時計を見る、もう10時を回っていて、何時もの二人なら布団に入って眠りにつく時間のはずだったんだけど…今日は何でか目が冴えてて眠気に襲われない…とは言え二人は何時も通りにしようと部屋に戻り何時も眠っているセミダブルのベットに入ろうとした…が、何故か二人とも足が止まる 「雪穂…ドキドキがまた」 「私もだよ、明穂…何でだろう、何時も平気で居るのに今日は何だか恥ずかしい」 「キスが変な興奮剤になったのかな?」 「そんな事は無いはずだよ、私達姉妹だもん…」 「だよね…?」 一時の気の迷い、二人はすぐに笑顔を取り戻すと何時もの様にベットへ入った、でも…並んで居るだけなのに更にドキドキが加速していく感覚に襲われて眠りに中々就けない 『ヤバ…どーしよ、こんな時に…』 『こ、これは…』 二人に過ったのは『求めたい』と言う欲求の感覚…それは今までに考えた事もなかった事…経験があるならば方法も幾つかあるだろう…でも、二人にそんな経験がある筈もないしまさか!?の感覚。 「どーしよう…雪穂」 「わ、解らないわよ明穂…でも…」 「ダメ!身体が熱いの!」 「わ、私だって…身体が反応して…」
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