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そんな事、思いもしなかった…女同士で双子…姉妹なのに気付けば唇を重ね、お互いを求めあっているなんて…
でも、火の付いた身体は本能の赴くまま…止める事は出来なかった、繰り返し襲う咆哮の感覚、敏感に反応する身体、他にはない独特な感覚は思ってる以上に繰り返され、何度も…何度も…火照った身体を満たしていく…
その欲求が果てる頃、俄かに窓の外が明るくなり始めていた、見つめ合う二人、終りを告げるキス、荒い呼吸はゆっくりと正常に戻り始め満たされた欲求は静かに身体から抜けて、心地良い脱力感と愛おしさが芽生え始める。
まだ、呼吸は少し荒い…
「あーあ…これ、洗濯しなきゃね、明穂」
「そうだね(笑)雪穂」
「でも…まさかこんな事になるなんて」
「思いもしなかったよ」
「でもさ…何だかスッキリしてない?」
「うん…何か私達ってヤバいよね(笑)」
「確かにヤバい(笑)経験する前にこんな経験しちゃうなんて…でも、明穂だから、私は平気」
「私も…雪穂だから大丈夫」
見つめ合う二人はもう一度唇を重ねた。
「シャワー浴びよう明穂」
「うん…そうだね雪穂」
ベットを離れた二人はまるで恋人繋ぎの様に手を重ね、生まれたままの姿で部屋を後にした。
FIN
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