其之参百合と小百合

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2人で見てきた男子は落ち着きないし横暴と言うかなんか強引だし、平気な顔をしながら女の子の身体に触れようとして来る。 多分、女の子の黄色い悲鳴見たいのが楽しくてふざけ半分…なのはわかるけど、少なくとも女の子は男の子よりも繊細で傷付き易い。 行き過ぎたコミュニケーションは逆に女の子を男の子から遠去ける…言って仕舞えば男の子は女の子よりも子供みたいな部分がある、そうなるとそこには男女の壁みたいなものが出来て来て女の子同士、男の子同士と別れてしまう。 でも、それは大人になれて居ない証拠で、性別を気遣いや理解して行くと今度は自然に惹かれ始めて恋が始まる 普通ならそんなステップを踏んで男女は何れ永遠の愛なんてものを誓い合い共に生活するものなのだけれど、私達は気付いた時には男の子への興味が薄れて居た。 男の子は野蛮で怖い物… そんな風に思う様になっていて、その視界には男の子と言う存在が見えなくなって行った。 それは、私と小百合をその世界に誘う切っ掛けとなってしまったのである。 女同士の世界『禁断の百合の世界』 子供の頃からの比べっ子は次第に触れ合いに変わり触れ合いは更にディープな絡み合いへと動いて行った。
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