第19章

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マンションに戻り、 エレベーターに乗る時に、 柚子の足元がふらついてしまって、 荒木の背中にドンッとぶつかった。 「酔ってる?」 「す、すみません!」 「もー、危ないから捕まって。」 荒木はそう言って、 柚子の肩を引き寄せた。 「課長?」 柚子は顔を上げると、 不機嫌な顔をした荒木と目が合った。 お、怒ってらっしゃる。 柚子は慌てて、荒木から目を逸らした。
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