第19章

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玄関に入るとすぐに、 後ろから抱き締められた。 「か、課長?」 「ごめん、我慢出来ない…」 「あ!トイレですか? は、早く!鞄は私が持ちますからー」 柚子は振り向こうとした瞬間、 鞄が床に落ちる音がして、 身体がふわっと宙に浮いた。 「もー、トイレと違うから。」 「え!?」 荒木は柚子を抱えながら歩き始めたので、 柚子は落ちない様、 荒木に必死にしがみついた。
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