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事の始まりは、私の下駄箱の中にあった一通の手紙。
最初は、一昔前に流行っていた呪いの手紙か何かかと思ったけど、中身を見る放課後校舎裏に来て下さいと綺麗に書かれた文字だけ。
青春の代名詞といえば、校舎裏だろう。
その校舎裏に呼び出されたと言うことは、少なくとも鈍い私でも告白だって分かる。
恋愛という物に全く縁がなかった私にとって全く喜ばしい事なのだが、今私の前に居る人物こそが問題なのだ。
私より幾らか背が低い女の子。
学校のマドンナ。瀬名雪がそこにいた。
あれ、私女の子だよね。
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