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私の学校には所謂マドンナという物が存在する。 小さくて何処かほっとけない、そんな雰囲気を纏った美少女それが瀬名雪。 聞いたところによると、彼女のファンクラブまであるらしい。 暇な人がいるもんだ。 そんな彼女が今、私の目の前にいる。 頬を赤く染めて私の前にいる。 私が男だったら多分この一瞬で彼女に恋に落ち、彼女を命に替えても守ろうとするだろう。 それだけ儚く可憐な存在である事は確かだ。 でも何故彼女がここにいる? 手紙を間違えて入れた…とか? はたまた、私をからかって? 私の足りない頭では、それぐらいしか思いつかない。
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