第1章

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「ねぇ、今日ご飯なににする?」 「なんでもいーけど。 お前の作った奴なら何でも上手いし」 「えへへ~」 『はぁ。外でやんなっての』 駅ナカのカフェの窓際の一席で人を待ちながら、俺は溜め息をついた。 窓の外では、あっちでもこっちでも カップルがイチャイチャしている。 彼女が可愛いのはわかる。 だが、外でやるのは非常識だろう。 俺なら絶対そんなことはしな… 「篤くん、お待たせ! 待ったよね?」 『リサ、そんなでもないから気にしないで』 前言撤回。 彼女可愛すぎて、俺もやってしまいそうだ。 「篤くん、今日はどこ行くの?」 『そうだな、王道デートスポットにいこうか』 ふわりと笑いながら自然に俺の腕に手を滑り込ませるリサが可愛すぎて、 俺はもうメロメロです。
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