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あ、ちゃんと生徒会室出る前に食堂に電話して食器片付けてもらったからね?
「みっきー、おはようっ!」
教室に入ると生徒会役員書記のみっきーこと鍵沼瑞希くんを見つけて後ろから抱きつく。
抱きつくというよりは覆い被さるって言い方のが正しいかも。
覆い被さるっていっても、みっきーのが俺より大っきいんだけどね。
「みゃー、…はよ。」
みっきーは大型犬みたいで可愛いんだ~
「雅って言いづらいからみゃーって呼んでい?」って聞かれた時は思わず抱きついちゃったよ。
俺がみやって呼ぶのを許してるのがまあさだけだって無意識に感じとったのかな?
そうじゃなくて、ただみゃーのが言いやすかったって理由でも嬉しかった。
俺は大体をみっきーと行動してるかな。
…実はまあさとは同じクラスなのに用事がない限り喋らないんだ。
何でだろう。
中学生まではそんなことなかったんだけどな。
ああ、まあさに好きな人がいるって気がついた時らへんからだったかも。
離れなきゃ、このままそばにいたら駄目だって思ったんだよね。
婚約なんて話にならなかったら、気持ち伝えるつもりなかったからな~
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