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「よし、作業開始」
自分の部屋の机の上に、セロハンテープを用意し、手術の様に作業を始める。
それは1分で終わるプチ手術だった。
よし、これでいいかな。
戻しに行こう!
着替えるためにその場を離れ、Tシャツに短パンと寝間着のような格好でお札がもとあった場所へと返すことにした。
よーし、行こう…って、あれ?
さっき、机の上に置いてた札が無い…
もしかして災いが…!?
「どこ見てんだよ」
「ぎゃぁぁぁあ!?」
不審者だ。不審者。私殺されるんだ
いきなりの声に危険を感じ、勢い良く後ずさりする
すると、何者かにぶつかった。
「…ぶね」
サラリと一瞬見えた赤い透き通った髪の毛
「だ、誰なの!!??」
「…お前こそ誰だよ」
「いやいや!!勝手に人の家に入らないでください!!」
「家に入れたのお前だけど」
ってことは…
この人はあのお札!?!?
いや、なわけないか・・・
「い、意味わかんない…」
「こっちが意味わかんねえよ」
いや、そう言われても…
とにかく、この男の人は不思議なオーラが出すぎだ。
青年というのが一番か?
整った容姿端麗に真っ赤な髪。
背は180位の高身長で服は清潔感のある着物だ。
「あ、あなたは…そのお札から出てきたんですか?」
「ああ。」
え!?そんな簡単に
はい、お札から出てきました★
とか言っちゃっていいもんなの!?!?
「そ、そうですか…」
「で、お前は?」
「神崎…ニーナです」
「ふうん」
え、なにこの感じ。
次は私が あなたは誰ですかとか質問して
神だとか言われて
無駄口は聞くな、私のことは神様と呼べ
とか言われちゃう感じ?
千と千尋の○隠しとか始まっちゃう?
「ゼンだ」
「はい?」
いきなり、なによ。
「俺の名」
「は?」
「お前には耳がねえのか?」
「あります!」
すると、ゼンと言う名前の美形の青年は笑い出した
「なに戸惑ってんだよ。笑わすな」
「笑わしてないし?!」
なんとも相性の悪い2人だった
「神に向かってその口はなんだ」
「神様なの!!??」
「なめてんのか」
か、神様を私見ちゃったよ…。
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