妖街に行くんです。

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ゼンとミーナも帰ることにし、時折吹く風に風車を当て遊ぶミーナにゼンが後ろを歩く。 「前を見ろ。転けても知らん・・・」 と心配してやったすぐにミーナは石につまづきコテッと倒れた。 「いったーい!あ、風車は壊れてない!よかったー!!」 なんとも風車は平気だったようだ。 「お前の行動は理解不能だな」 そう言い、転けたまんま立つ気のなさそうな馬鹿に手を差し伸べた。 「ありがと。」 その手を受け取り、また歩き始める。
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