第1章

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「どう見たって男だろーーがーーーー!ブハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 「え?うそ」 「全くあんたさぁ、なんなの毎回毎回好きになる子のキョーレツさ!」 「え?え?」 「そりゃね、確かに長い黒髪だよ?艶々だよ?油ぎってて!」 「あ、油?」 「色白だよ?きっと本屋以外は引き込もってあんまり外でないだろうから!」 「引き込もっ・・・・・・」 「あんたにはわからないだろね、本の内容、美少女エロゲーの攻略本だから!」 「美少女エロゲーてなんだ?」 「女と比べれば確かに長い手足だよ?男だから!てかキモヲタの教科書みたいな容姿でしょーが!」 「・・・・・えーーーーーー!?」 「も、もう、ブフォッ、ブグフフ、もう勘弁してください毎度毎度!とうとう性別の識別すら出来なくなるなんて!ブゴフォ」 笑いゲロをしそうになってる夏希を俺は半泣きで見詰めていた。
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