第1章

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一緒にいるなら手伝おうか?ぐらい言うべきだろうと僕なら思うのだが、それはただの客観的な意見でしかないようで、当の彼女たちはすでにお弁当タイムに突入していた。 ノートの元へ向かった彼女は、全員分のノートを一度に持ち上げようとしている。 あ、持ち上げた。結構力持ちなのか。 僕は彼女の元に近づきながらそんなことを考えていたが、実際持ち上げられたのは一瞬だけですぐに教卓に置いてしまっていた。 「手伝うよ」
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