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僕達は、玄関に飾ってある僕の両親と、絆の母親の写真に向かって
「「いってきます」」
と挨拶をした
ドアを開けると、眩しいほどの陽射しが溢れる
「いい天気ですねっ。晴れてよかったです」
庭を軽く駆け出し、太陽の光を感じながら彼女は言った
「そうだね~。僕も絶好の入学式日和だと思うよ」
ドアの鍵を閉め、絆の横に追いついて、そう答えた
すると
「はぁ…これで兄さんが寝坊してなければ、完璧だったんですけど」
まだ言うかこの口は
とりあえず兄としての威厳を取り戻すために、すこし仕返ししてやろう
「ところで絆、さっきの問題とけたかい?」
「…はい?」
「鉄火巻き」
(ピクン)
お…反応した 絆の眉がほんの少し、上につりあがった
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