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小さい頃、僕は怖い夢を視た
見たのではなく、視た
鉄の共鳴する音と共に視る、フィルムのネガみたいな夢
そんな夢を今でもたまに視る
そこで起きた事は『必ず近いうちに現実で起こる』
例えば、両親が誰かに殺されたり
親戚の家に預けられたり
友達の家が放火されたり
みんな夢で視た事が必ず起きた
きっとこれが『超能力』って奴なんだろうとおもう
その中でも『予知夢』ってやつらしいんだけど
詳しい事はよくわからない
わかりたくもない
大人に話しても、変な目で見られるだけだった
だから僕は、今ではこの不思議な夢の力の事を秘密にしてる
きっと僕の力を知ってるのは、絆と静馬先輩だけだ
あぁ……そういえば
両親が生きてた頃、隣に住んでいた子にも教えたっけ
えっと…確か………
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