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学校でも超イケメンで有名な高橋 直人君
私は、どういう訳か、このイケメン君と付き合っている
彼の実家は、超お金持ちの財閥で、彼自身、子供の頃から英才教育を受けているだけあって、すべてにおいて完璧だ
見た目も私好みの黒髪メガネの高身長の同じ年とは、思えない程、落ち着いた大人な超イケメン
みんなが羨む超イケメンの直人君
読者モデルで、いつも一番人気の直人君
友達のみんなが、いつも指をくわえて、私達を羨ましそうに傍観してるステキな直人君
今日は、デートの日♪
はやく来ないかな♪
あれ?待ち合わせの時間過ぎてる…
もう5分経ってる…
完璧な直人君が遅刻?
あり得ない!!何かあったのかな…
直人君…
?
あっ直人君!!
ごっごめん!!
待った?
うっうん♪大丈夫、今来たところだから♪
ハアハア…ごめん…一緒に寝てるクマのヌイグルミのジャンポールが行方不明になっててさ、探してたんだ
えっ…ジャンポール?
うん♪僕は、ジャンポールが居ないと眠れないんだ♪
家政婦さんがクリーニングに出しててさホント焦ったよ♪
あっママに電話しなくちゃ!!
えっママ…
もしもし、あっ!!ママ!!ママ僕ね、今日は、千夏ちゃんとデートに行ってくるから、うん、うん、大丈夫だよ、ちゃんとハンカチ持ってるから、うん、うん、言われた通りレストランに予約入れてあるから、うん、うん、ママが選んだ洋服も入金済ませたから、えっ?ママとお揃いのカルティエのネックレス?あっあ~そうだね♪買っておくよ♪千夏ちゃんに似合いそうだしね♪あっじゃあ電話切るよ、それじゃあ、えっ、うん、愛してるよママ♪
えっ愛してる…
もしかして直人君、マザコン…
さっ♪レストラン予約入れてるから行こうか♪
清々しい秋風の中、優しく私の手を握る彼は、とても好青年だ…
なのに今の私の心は、彼の意外な一面をみて困惑している
終わり
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