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「さ、これで完成!!」
仕上げに、カーディガンとお揃いのテディベアが付いたヘアピンを髪に挿す。
「薫子、どうもありがとーっ!!」
感激した様子で目をキラキラさせてる姿はホント乙女だ。
「仁(ただし)くん、ってゆーより・・・仁子(ジンコ)ちゃん、って感じじゃない??」
私がそういうと、彼は噴き出した。
「そのまんまじゃ可愛くないじゃん。
仁子って書いてサトコの方が嬉しいなぁ~」
「じゃ、今日のアナタはサトコちゃん、ね」
うん、と彼…いや、彼女はにこにこと頷き、私の右手を取った。
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