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『俺はデッカい男になる!』
『うん!まさやんならきっとなれるよ!だってまさやんの顔デッカもん!』
『そんでな、なんでも出来る男になる!』
『うん!まさやんならきっと出来るよ!だってまさやんの顔すごくデッカいもん!』
チチチチチ
シャッシャッ
「坊っちゃん、おはようございます。朝でございますよ」
「あぁ・・・おはよう、ばあや」
「朝食はいかがなさいます?」
「クロワッサンとアールグレイで、後は任せる」
「かしこまりました」
屋敷のいっさいを取り仕切っているシノは深々と頭を下げてから部屋を後にした。
「ぅうーーーん!」
シノが出るのを見送り、1つ大きく伸びをする。
カーテンを全開にさせた窓から射し込む朝日はまだ優しく、起き抜けに見た幼い頃の夢も手伝い、気持ちよさと懐かしさで彼の頬は自然と緩んだ。
パァーーーン!!!
「おっしゃーーー!今日も1日気合い入れっぞ!!」
気合いを入れすぎたせいか彼の頬は朝一で腫れた。
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