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アキ『はあ、はあ』
アキ『あぁ、とうとう……やっちまった』
広一『兄ちゃん、どうしたの?』
アキ『!、広一……』
広一『あ、お父さん……お母さん……』
アキ『違うんだ、これは……これはな?』
広一『なんであの人達の服は真っ赤なの?お父さんとお母さんはそんな服持ってなかったけど』
アキ『っ、いやどうだったかな?実は持ってたかも知れねぇぜ』
広一『……なんてね。死んじゃったんでしょ?あの人達は』
アキ『……あぁ、そうだ。それで』
広一『誰がやってくれたのか分からないけど、心配しないで。僕は別に悲しくはないから』
広一『むしろ、ホッとした』
アキ『広一……あぁ、きっとどこぞのヒーローが退治してくれたんだろうよ』
広一『うん、きっとそうだね。僕はそのヒーローさんに感謝しないといけないかな』
アキ『(面と向かっては言えなかった)』
アキ『(俺が、俺の、広一の両親を殺したことに)』
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