第1章

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広一『でさ、今日優と2人でアイス買いに行ったんだけど優って意外とドジだからか買ったばかりのアイス地面に落としちゃったんだよ』 アキ『そりゃあもったいねぇことしたなそいつ。というか買っていきなり落とすなんて俺は漫画でしか見たことねぇよ』 アキ『(最近、広一に新しい友達が出来た)』 アキ『(優と名乗るそいつは俺はあまり面識がない。広一が言うにはオールバックで顔が恐いが何かと世話焼きな奴らしい)』 アキ『(それが広一と同じ中学生なら大して問題は無かった。ただそいつは大学生で道を訊かれた事が知り合ったきっかけらしい)』 アキ『(……怪しすぎる)』 アキ『(まず大学生が何の縁もない中学生と仲良くなるのがおかしいしきっかけとなった道を訊かれた事も広一に近付く為の口実とも取れる)』 アキ『(うちは地方にあたるところだから上京してきたというのも少し無理があるし、本当に上京してきたとしても中学生に道を訊くこと自体おかしい。普通若くても高校生以上だろうに)』 アキ『(確信できる。絶対にそいつは何か目的があって広一に近付いている)』
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