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「嫁き遅れの年増を側室にもらうほど、我が国は困っておりませんわ。夜が明けると同時に次の婿でも探しに行かれるが好い」
「何ですって!降嫁した分際で、王女に向かって言うセリフ!?」
女同士のすさまじいバトルに終止符を打ったのは、我が国の国王様。
「あのさ。もう夜も遅いからとりあえず解散しない?女性のキンキン声聴いてると食が進まないよ」
レッドと同じトウモロコシの髭の様な金の巻き髪に、琥珀に近い金の瞳。
「えーっと、すびょーくら君だっけ。いいお酒持ってきてくれたんでしょ」
「はい、国王様。東洋のニホンシュなるものをお持ちしております」
国王に促されて、スビョークラ中佐はさっさと席を立ち、それを機に晩さん会はお開きになったらしい。
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