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自分のくちびるを舐める彼の姿が、思わず見とれちゃうくらいに色っぽくて。これから起こる展開を予測して、お腹の奥がキュンとなるのを感じた。
「先っぽを見られるのが恥ずかしいなら、隠してあげようね」
「やぁっ」
温かくぬめった感触と、キリキリと指で抓まれ捏ねられてゆく甘い痛み。
こんな陽の高いうちから、いつ使用人が来るとも知れない状況で。
あられの無い姿を晒される恥ずかしさと、こんなにも求められているんだって事が嬉しくて。
いつも以上に身体が熱くなるのを感じてしまった。
太ももを撫でていた彼の手が、徐々に奥へと上がってゆき。ドロワーズ越しに指でなぞったその瞬間。
「ん?何だい、これは」
「ちょっと!殿下っ」
キョトンとしたような彼の言葉と同時に、色気も何も無くドレスの裾を捲くられてしまった。
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