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「貴女には分からないかもしれないね、ベル」
沈痛な面持ちで、片手で顔を覆って溜息をつく。
「貴女の衣服を脱がしてゆくのはね。隠された花の奥を暴いてゆく、蜜に群がる蜂のように楽しいものなのだよ」
「はぁ」
確かに毎回嬉々として脱がしにかかってくるわよね。
「下着姿になって恥じらう貴女を見るのも楽しい。コルセットで隠された胸を解放した時の、あのたわわな実の零れ落ちる様ーーー」
どうしてそんなに意気揚々と、下着について語れるのかしら。
「けれど!」
「は、はい。うわっ」
背中に手が回ったかと思うと、強引に身体を起こされて。彼の膝にまたがるような姿勢にされてしまった。
彼の整った顔が間近に迫ってドキドキしてしまい、恥ずかしくてうつむいた。
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