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とっさに彼の首に手を回してバランスを取ったあと、蒼い瞳がわたしを覗きこむ。
「ねぇベル。寝室のベッドの上で、一糸纏わぬ姿の貴女とあれこれするのも愉しいけれど」
言うや、グイッと腰を引き寄せて身体を密着させてくる。
「着衣のまま愉しむ方法もあるんだよ」
胸元にキスを落として、燃えるような瞳でわたしを下から見つめ。
「えっ。やっ」
自分の腰を誘う様にすり寄せる。
「分かる?貴女を欲する僕のこと」
トラウザー(紳士のズボン)越しに、彼の昂ぶりを感じて頬が熱くなってしまった。
「で、殿下。まだ陽も明るいですのに」
恥じらうわたしの頬に軽くキスをして、蠱惑的に微笑んだ。
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