第1章

2/2
前へ
/2ページ
次へ
欲望にまみれた人間が最期どうなるか、それを知りたくて人間にボクはなった。 人間になる前は黒猫だった。 こうして人間になってみるとやっぱり人間は愚かだ。 でも――… ぽつぽつと、小さな街に雨が降る。 そしたら人間はカラフルな傘をさす。 その色は人間ひとりひとり、違う。 十人十色というらしい。 キャンパスに色とりどりの絵を書いていく… 人間って愚かで…… 楽しい…いきもの。 僕は小さな黒猫。 だからなにもできない。 でも、キミたち人間は違う どんどん、色んな色をとりいれることが……… できるんだ。 1秒でも早く……色をみつけよう 僕はそんな人間が大好きだ。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加