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☆ヒーローは遅れてやって来る☆
~燐音と聡明の混沌教室~
燐「…でも、それでも近づかないとシワとか分からないですし……もしかして、化粧してます??」
聡「してないよっ!!」
燐「V系の人みたいに…」
聡「そんなんだったらもっと別人だよw」
燐「…あ、理事長。オレ強くなりたいんですけど」
聡「男の耐久性?」
燐「…下ネタじゃないです。物理的に強くなりたいんですけど?」
聡「それは身体を筋肉で頑丈にしたいの?武道とかを習って力を手に入れたいの??…それとも、女性を満足させられるようになりたいの???」
燐「だから下ネタじゃないって言ってるじゃないですか!!」
聡「はははっ」
燐「…理事長は得意な武道あります?」
聡「私の得意な武道は柔道だよ」
燐「護身術になりますか??」
聡「うーん。地面に沈めるなら柔道だけど…護身術なら空手とかのがいいのかなぁ」
燐「…空手…ですか…」
聡「空手は私も齧った程度だから…」
燐「最悪、喧嘩の仕方でもいいです」
聡「うん。その方が教えやすいわw」
燐「ちょっと待ってください!」
聡「ん?」
燐「『ん?』じゃないですよ!もしかしてヤンキーだったんですか??」
聡「そんな風に見える?…私」
燐「いや、見えないです」
聡「見かけって重要だよね。でも、私はこんな性格でこんな見た目してるけど元ヤンだよ?」
燐「……えっ!!?」
聡「君みたいに可愛い子が普通に喧嘩できる子だったら相手は油断してるだろうし、有利だからね。…教えてあげるよ?喧嘩の仕方」
燐「おぉー((きらきら」
聡「でも、筋トレからね?w」
燐「…ですよね…」
聡「いきなりやったら身体を痛めちゃうし持たないから、ちゃんと基礎は身につけなきゃいけないからね」
燐「はーい」
聡「凄く嫌そうな返事www」
燐「オレ…走り込み苦手で…」
聡「うーん。じゃあ、一緒に下町まで走る?軽食くらいなら奢ってあげるよ?あまり食べちゃうと帰りが辛いからねw」
燐「オレを太らせる気ですか?」
聡「軽食って言ってるのに何を食べる気っ!?ってか、ダイエットじゃないんだから太っても少しくらい問題ないじゃん!w」
燐「……あ、確かにそうですね」
聡「君はもうちょっと太った方がいいよ!」
燐「これでも平均体重内ですよ?」
聡「細すぎる!」
燐「…怒らないでくださいよw」
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