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直「えっ!?山越先生はっ!??」
蒼『わからない。けど、自力で歩いた跡があるからもしかしたら気絶はしてなくてそっちに向かったのかもしれない』
直「…そうか」
蒼『だからそっちも警戒してろ!!』
直「わかった」
望月先生は電話を切った。
それを見計らったかのように教室のドアが勢いよく開かれた。
バンッ
直「うーん。予想したより、だいぶ最悪の事態になっちまったな…』
和「やぁ、燐音くん。君が逢いに来てくれないし、何をされても相談してくれなかったから待てなくてオレの方から逢いに来たよ」
直「…やはりお前の狙いは燐音か…」
…何でいんだよ?
何でこの場所に戻って来たんだよ…大神…。
和「海斗も室井も理事長も役に立たない状態にしたのに油断したな。…まさか君まで居るとはね。望月。ホントオレはついていない。…何で燐音くんの周りにはいつも腕の立つ強者がいるんだろう?まぁ、今回は楽勝かな?相手はガキの姿だし…」
直「ほざけ。お前ら、下がっていろ。これはオレ等の戦いだ」
オレ達は机を端によけ、なるべく隅っこに移動した。
龍「燐音。オレらのそばにいろ」
愛「お前のことは絶対に守ってやる」
燐「…龍也…愛斗……」
八「もちろんオレもだ」
樹「みんな格好つけすぎ。オレも」
悟「……………((コクッ」
燐「みんな…ありがとう」
オレは本当に最高の友に恵まれたみたいだな。
こんはオレにはもったいないくらいの最高の友に。
直「(蒼真が来るまで時間稼ぎをしねーとな…この身体でどこまで持つだろうか?…だが、長くは持たないな)」
和「望月…昔はオレが負けたけど今回は勝たせて貰うよ?そして…燐音くんもオレが手に入れる」
直「今回もテメェーの敗けだ」
和「………死ねよ…」
直「ぐっ!!」
和「ハハハッ、そんな短く細い手足で何が出来る?…まぁ、通常ならオレの何倍も強いお前がガキの姿になっていたのは不幸中の幸いかな?」
望月先生は大神に殴り飛ばされ、多くの机と共に床に叩きつけられた。…力の差がありすぎだ。
いや、望月先生のハンデがでかすぎる。このままじゃ……。
直「ゲホッゲホッ…」
大人の姿ならきっと望月先生のが強い。
それに瞬間移動も使えるから負けないハズだ。
けど…これは…。
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