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オレと母さんが話していると望月先生がムクっと起きた。
そして母さんの事をジッと見るとハッてなっていた。
直「あぁ、誰かと思ったら紗耶香さんか…」
紗「直人くんまで冷めてるぅー」
燐「朝からそのテンションは無いよ」
紗「君らはまだ若いんだから朝からハイテンションであるべき!最近の若者はハッスルする所間違えてるわよ」
直「オレもうちょい寝る」
燐「オレも」
紗「聞きなさいよ!…まさか…ヤっていたのかな?君達は~どっちが攻め?」
燐「ヤってないから」
直「ヤりたかったけどな…」
先生…貴腐人の前では自重して?後がめんどいから。
紗「え?直人くんって純粋な子じゃなかったの!?てっきり男に興味がないと思っていたんだけど…。…も、もしかして…マサくんに…?」
直「違いますよ。ってか政樹さんには千春さんがいるじゃないですか…」
紗「マサくんは親バカそうだもんなぁ…。燐音に対しても妙に過保護だったし」
直「聞いてます?」
燐「聞いてませんよ。弁解するだけ無駄です」
千「紗耶香。コレって紗耶香の新刊!?」
あ、千春さんが母さんが描いたと思われる同人誌を持ってきた。
紗「うーん…でも、ここまで大切にしている直人くんには手を出さないか…。じゃあ、なんで!?」
千「ねぇ!?そうだよね!??」
直「あ、通っていた高校と今の職業がちょっと」
燐「王道ホモ校ですもんね(笑)」
直「全くだ」
紗「ホスト教師キタぁーー!!」
千「紗耶香。うるさいよ?自重してね?」
紗「だってホスト教師だよっ!?」
千「そうだねー」
紗「ホスト×腐男子だよ!?」
千「…腐男子×ホストじゃない?」
燐「息子を何だと思ってんだ?アンタ」
紗「尊い犠牲」
燐「なんて母親だ」
オレ…卒業したら先生と二人暮らししようかな?
紗「ってかなんで千春も怒ってるの?」
千「紗耶香が私の問に答えてくれないんだもん!」
紗「あ、ごめん…」
千「コレって紗耶香の新刊?」
紗「そうだよ。意見聞きたくて…」
千「わーい!早速読むね!」
ダメだ。もう何がなんだか…。
紗「2人ともその学校の理事長には手を出されてない?大丈夫??」
燐「…っ!」
紗「……その反応だと味見くらいされてそうね…」
だから、なんでみんな分かるんだよ!?
それが今の主流な話なの?
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