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燐「話、変わっちゃいますけど、オレら…再会するのが遅すぎたとおもいませんか?」
直「実際、遅すぎだ」
前に望月先生に対して『どこかで会った気がする』と思っていて、望月先生もオレに対してそう感じてたことがあったが、実際にオレらは会っていたんだよな。
気のせいじゃなくてよかった…。
燐「再会するのがもう少し早かったら…どうなってたんでしょうね?」
オレは海斗先生ではなく、この人と付き合っていたのだろうか?
直「たぶん、今の関係とかわんねーだろ…」
コレが望月先生の答えだった。
燐「欲がないんですね」
直「いや、欲がない訳ではないんだけどさ…お前と出会ってから、寮に入るまで遊んだ感覚はあるけど、何をしていたかまでは思い出せない」
燐「上記に同じく」
直「お前欲求不満だったのか?」
燐「そこじゃないです!」
何でオレがシリアスに持っていこうとするとアンタが壊すんだ?
直「お互い覚えてない…。つまりさ〝何か〟があった訳だろ?」
燐「それでお互いその頃の記憶を曖昧にした…と?」
直「あぁ」
燐「………」
直「………」
燐「………」
謎の沈黙がしばらく続いたわ。
直「シリアス止めね?w」
燐「ですね」
直「まぁ、折角の休日なんだし楽しもーぜ!!」
燐「じゃあ何します?」
正直、いい案が思い付かない。
望月先生じゃ腐トークも出来ないし。
直「ババ抜きとか?w」
燐「二人でやるババ抜きほどつまんねぇババ抜きはないと思いますよ」
直「じゃあ何する?」
燐「人生ゲームとか?w」
直「…2人で盛り上がるか?」
燐「……アカンな…」
直「あ!」
燐「え?何かいいのありました?」
直「ヤろうぜっ!((キリッ」
………。
燐「このっ!エロオヤジがぁっ!!」
直「ぬあっ!!」
オレは先生をぶっ飛ばした。
親の次は先生か…。
なんだよ。塗り替えるとかヤろうぜとか。バカか?w
再度いうけどオレが相手じゃ全然ダメなんだっての!!
オレが萌えたいのであって、オレで萌えられても困る。うん。困る。
直「つかオレ、オヤジって年齢じゃないんだけど?まだ26だぞ?」
燐「屁理屈言わないでくださいよ」
直「そんなにイヤか?」
燐「…………」
…何でアンタはそんなに悲しそうな顔をするんだよ…。
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