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望月先生の事は嫌いじゃない。
どちらかと言ったら…ってか普通に好きだ。
恋愛面かどうかと問われたら微妙だけど。
直「なぁ、オレとお前は数回キスをした。でも、オレらの距離感は変わっていないし、お前はオレを避けない。…本当に嫌ならオレの事を絶対に避けたよな?違うか?燐音…」
燐「……それもそうですね…」
なんだ…結局、オレも染まっていたのか。
恋人でもないのにキスするするのは変だ。ってのは中学生の発想だしな…w
確かに先生とのキスは不思議とイヤだとは思わなかったな。
それに、オレ自身拒まなかった。
…はぁ。
やっぱり染まってきてるな…オレ。
絶対にこれは理事長のせいだよな。
勝手に決めつけましたが何か?w
だって、あの人が一番おかしいじゃん!?
普通に考えて生徒相手にフェラとかしないでしょ!?男と男だよ!!?
何普通にキス以上のことしてんだよこのオッサンは!?って感じじゃん??
直「……燐音…?」
一人で内心荒ぶってると望月先生に名前を呼ばれた。
燐「…で、『シリアス止めよ?』って言ったのは誰でしたっけ?」
直「そりゃ、オレだわw」
燐「………っ」
ふ、と視線をズラしたら望月先生と目が合った。
なんか、スゲー愛しいモノを見るような目で見られてんだけど。
直「なんだ?オレに見惚れたか?」
燐「自惚れないでください」
直「厳しいな。おいw」
燐「思春期ですから」
そんな健気な先生を可愛いと少し思ってしまったオレはやっぱり末期なんだろうな…。
その愛をオレじゃなくて是非、蒼真さんにあげてください。
直「まぁ、思春期は色々とあるもんな」
燐「はい。色々とあります」
直「…お前は…」
燐「……はい?」
直「オレに惚れてくれないのか?」
燐「惚れるワケにはいきませんから。いくら揺らいでもオレの今の本命は海斗先生だけです」
直「アイツが相手じゃ分が悪いな。…けど、男の恋愛はそれくらいの低確率の方が燃えるけどなw」
燐「諦めの悪い男は嫌われますよ?」
直「オレの本質は蒼真と同じだからな」
なるほど。確かにそうかもしれない。
本質が似てるから蒼真さんと望月先生は相性がいいんじゃないかな?
2人が付き合ったら絶対にバカップルになる気がするもん。
なんか、見たいような見たくないような…w
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