61人が本棚に入れています
本棚に追加
燐「えーっと、つまり?」
八「まぁ、あえて何も言わないでおく」
燐「言わねぇーのかよwww」
オレは席を立ちドアに向かって歩いたんだけど、なんかね…黒板の下にチョークの残骸がいっぱい落ちていた。
そして何も見なかったことにしてオレ達は食堂に移動した。
龍「燐音。お前…オールバックになっているぞ?似合うがw」
燐「えっ、マジで!?」
自分の頭を触ると確かに前髪は全部裏にいっていた。
まぁ、寝てたからしゃーないなw
樹「なんか新鮮だね♪」
燐「通りで視界が明るくて広いわけだwww」
そして、重力に逆らえなくなった前髪が自分達の本来のポジションに戻ってきたwww
オレ達は爆笑しながら食堂に入ったのだが、思いの外食堂が静かでシーンとしていて全力で焦った。
そして皆の視線を辿るとある一つのテーブルに目がいった。
あぁ、成る程。納得だわ。
そのテーブルに座っているのは3人。
噂の教員組だ。
何かを言い合っている室井先生と蒼真さん。
二人の前には興味無さそうに頬杖をつきながらスマホを弄っているショタ月先生。
見た目が小学2年生くらいのガキなのに妙に似合っている事に少し腹が立った。
空いてる席につき、オレ達チーム腐男子は教員組を観察することにした。
なんとなく座った席は会話も聞こえる場所だしね。
蒼「お前どけよ」
光「お前がどけ」
直「…………」
蒼「あ゙?」
光「短気くそワロタw」
蒼「ウザイわー」
光「オレ程度で腹立ててる様じゃ大神に挑発されたら向こうの思うがままになっちゃうんじゃねぇーの?」
蒼「…黙れ」
光「ふーん。図星なんだぁ」
蒼「お前に何がわかる。何も知らないクセに知ったような口をきくなよ…」
直「おい、お前ら喧嘩すんなよ…」
ショタ月先生は顔を上げずにそう言った。
どんどん2人の仲が悪くなっていってる…。
大「お待たせしました」
葉塚さんが3人の注文した料理を届けていた。
直「おい、これはどういう事なんだ?お前はオレに喧嘩売ってんのか?大輝ィ!!」
大「フッ…見ての通りお子様ランチですが、何か問題でもありますか?…直ぐに癇癪を起こすなんて可愛いね?直人」
直「問題しかねぇーわ!!あのさ、オレ…冷やし中華頼んだハズなんだけどっ!?」
最初のコメントを投稿しよう!