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直「……もう一度出会えたお前に改めて惚れた…。この恋をすぐに忘れられるほどオレは大人じゃない…」
望月先生はオレが寄りかかっている壁に手を付き、少し俯くと辛そうな顔をした。
燐「…先生…」
直「もう、オレ自身抑えるの厳しいくらいお前に夢中なんだ。…キス、していい？」
燐「……ぇ…？」
直「いいか…？」
燐「……好きにしてください…」
先生はフッと笑って顔を近付けてきた。
何でオレは今拒絶しなかったんだろうな…。
あれ？
コレって浮気かな？？
いや、待てよ？
オレの場合は他の女とキスしたら浮気になるけど、男とキスした場合はどうなるんだ！？
女同士がキスしても浮気って言わないよな？でも男同士がキスをしたら浮気になる事あるよな？
案外性別関係ないのか…あぁ、あれか？愛があればそれでいい。
つまり…これは浮気ですか？
でも、オレ個人的には愛はない。
ガチャ…
千「ねぇ、直人くん？紗耶香からさっき燐音くんが来てるって…」
オレの思考も先生の行為も千春さんの言葉でさえ止まった。
燐「…………」
直「…………」
おい、これどう弁解するん？w
とりあえず、人の部屋に入るときにはノックしましょうよ。千春さんw
千「けしからん！もっとヤれ」
燐「…………」
直「…………」
オレと先生は顔を見合わせた。
だが、先生は再びキスをしようとしてきた為、オレは先生の顔を鷲掴みにした。
直「痛い。燐音…痛いって」
燐「おい、何故再開した？」
直「問題あったか？」
燐「アンタの行動も千春さんの言動も大問題ですよね！？今」
千「直人くん×燐音くんが王道だけど逆もいい！新鮮だわ～」
直「あ、ホントだw…新鮮って…オレらナマモノ扱いされてるwww」
燐「着眼点はソコじゃないです！！」
確かにナマモノかもしれないけど！
直「ってか、何で千春さん貴腐人になっているんですか？」
千「腐海の時代だから」
直「不快の時代ですか？」
千「萌えるじゃない！」
直「燃えるんですか！？」
千「スポーツ少年とかが攻めっていいわよねぇー」
直「相手は守るの大変そうですね」
千「青春って感じじゃない！」
会話が成立している奇跡。
あ、先生はわざとかw
あと、千春さんって少し天然要素が入ってるんだよなぁ…。
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