☆ヒーローは遅れてやって来る☆

3/28
前へ
/137ページ
次へ
…店員側からお持ち帰り希望される理事長は正真正銘の勝ち組である事を悟ったわ。 聡「…じょ、冗談ですよ…?」 「………はい…((しゅん」 燐「ナンパして女性をその気にさせといて冗談ってのはサイテーですよー?」 聡「…返す言葉がないわ…」 燐「お詫びにメニューを全部1つづつ頼むべきです」 聡「…それは君、私を太らせたいの?それとも破産させたいの??」 燐「えー、貴方がこれで破産するわけないじゃないですかぁ?」 私立校でありながらその程度で破産するような少ない利益のはずがない。 ましてや金持ち校だもん。 聡「じゃあ、テリヤキバーガーのセットと単品でチキンフィレオとチーズバーガーとチキンクリスプ」 燐「そんなに食べるんですかっ!?」 聡「え?私は普通に結構食べるよ??」 「…1食がそれじゃ…貢げない…」 聡「貢がなくて大丈夫ですよ?気にしないでください。ってか、忘れてください」 「……はい。…サイドはどういたしますか?」 聡「ポテトで」 「お飲み物は…」 聡「…アイスティーで」 「レモンとミルクはどちらにいたしますか?」 聡「レモンで」 「お会計は…」 聡「細かいのないから5000円でいいですか?」 「いいですよ!」 聡「すみません((ニコッ」 「…っ!…お返しが…」 燐「ってか、何普通に奢ってるんですか!」 聡「…え?今??」 そんなんで席について食べ始めたオレらw 理事長…メッチャ食うんだなぁ。 燐「…なんで理事長は太らないんですか?」 聡「うーん。…体質かな?」 燐「その上締まった身体とか…ズルイです…」 聡「はははっ、私だってね…馬鹿みたいに身体を鍛えてた時期はあったもんw」 燐「…そうなんですか??」 聡「うん。だってさ、男なら凄く引き締まった身体に憧れるでしょ?」 燐「そうですね」 聡「だから腹筋メッチャ割るように頑張ったw」 そう言ってTシャツを少し捲った理事長。 理事長の腹はメッチャ綺麗に割れていた。 燐「えっ!?男も羨むアスリート体型!!」 聡「普段は出さないけどねw」 燐「そんなのもったいないです!!」 聡「基本的にスーツだしねw」 どうやったら、あんなにボクサーや武闘家みたいに綺麗に腹筋が割れて、引き締まった身体になるんだろ…?
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加