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燐「はい。出来ました」
直「おー、お疲れさん」
よし!今日の分の課題が終わった。
燐「げっ、このあと北条氏のオンパレードじゃないですか!!」
直「ガンバ((ニヤッ」
うわー、あくどい顔。
次のテストも鬼畜なんだろうな…これ。
もういいよ。全部ホモに例えるもん!
それに、次はオレなりの勉強法を考えるし!!
燐「あー、早く戦国時代やりたいなぁ」
直「…………」
燐「なんですか?その目は??」
直「戦国武将たちが可哀想だ」
燐「オレの生きる糧ですよ!何を楽しみに勉強すればいいんですか!?オレは!!」
直「…はいはい」
燐「望月先生がオレに萌えをくれないからいけないんですよ?」
直「うわ~、理不尽な理由だな」
燐「先生は欲しくないんですか?彼氏とか恋人」
直「彼氏より彼女がいいな」
燐「それもそうですよねw」
そうだよな。
今は普通に教師やってるけどこの人、本来はホストだったんだもんな。
直「(この子って残酷な事を言ってくるよな…オレが求めているのはお前だっての。はぁ…燐音と距離を置こうとした矢先にこの補習だ。正直、テストを作ってた頃のオレをブッ飛ばしたい。なんであんなに藤原氏を詰め込んだんだっけ?w)」
この補習は一週間程続いたw
そして、珍しく早い時間に起きた日の出来事なんだが、今…何となくラジオ体操をしていたりする。
え?全然早くねぇって??
オレからしたら普段より早いの!!
ガチャ…
直「ん?珍しく早いな」
燐「先生は遅いですねw」
直「あ?お前…普段は寝てるクセになんでオレの起床時間が遅いか早いかわかんだよ?」
燐「なんとなくですw」
直「おぅ…そうか…」
燐「ラジオ体操終わり!」
直「あ…あとさ今日は登校日だぞ?」
燐「………マジですか…?」
直「嘘ついてどうするよ?」
そう言いながら望月先生はキッチンで朝食の準備を始めていた。
聞いてないよ!
今日って登校日なのっ!?
オレは急いで部屋に戻り、制服に着替えた。
再びリビングに行くとテーブルの上には豪華な朝食が並んでいた。
手際良すぎだろ!?
どうやったらこの短時間でこんなに作れるの!??
やっぱり、望月先生は誰かの嫁になるべきだとオレは思うんだよね。蒼真さんとかの。
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