0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
彼を見た瞬間
世界が変わってみえた
彼の
楽しそうな柔らかな微笑み
ふとした時の真剣な眼差し
少し高い声
彼のすべての姿を愛しく感じる
私の理想に完璧な彼
私は彼に夢中になった
とたんに身近にいる男性が
色褪せて見える
彼しかいない
彼を近くに感じていたい
でも・・・
彼の身近にいくことは容易ではない
私は液晶の中に映る彼を見つめている
彼は芸能人
だから
彼のことはよく知らない
どれだけ情報を集めても
実際の彼がどんな人なのか
分からない
結婚してるんだってね
知った時はショックで
食事が喉を通らなかった
動けなかった
見たことのない
奥さんに嫉妬もした
いろんな想像をした
家庭での彼はどんな人？
この柔らかい笑顔が崩れることってあるのかな？
あるよね
人間なんだから
でもね
そんな顔見たくないよ
だからかな
結婚したのが私じゃなくて
良かったと思える
私の中の彼は
いつも楽しそうに
笑顔をむけてくれるから
私の中の理想の人で
いてくれるから
お願い
そのままでいてね
そう願ながら
今日も私は
あなたに囲まれた布団の中で
あなたの夢をみる
最初のコメントを投稿しよう！