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そして咲穂を乗せて向かった先は定番の神崎のお店。
もう少しちゃんとご飯が食べれるお店にしようと言ったが、咲穂はしばらく行けなくなるからと神崎の店がいいという。
リクエストされてしまったら、ダメとは言えない。
「いらっしゃい」
店のドアを開くと待ってましたとばかりに咲穂を迎え入れる神崎。
「こんばんは、お久しぶりです」
咲穂は嬉しそうにカウンター内に居る神崎の方へと歩み寄る。
「久しぶり、サキちゃん。ていうか見ないうちに、またお腹おっきくなったね」
驚く神崎に
「そうなんですよ。もう生まれるんじゃないかったくらい大きくて」
咲穂は苦笑いを漏らしながら、お腹を触って見せる。
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