辛い日々の始まり

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※ 微R18 ……………………今 兄さんは何て言ったんだ 入院中って誰が あの男って誰 誰の事 何の事 何がどうなってる 「…………………伊月…………愛してるよ お前だけを これからもずっと愛し続けるよ」 悠真兄さんが俺の肩を抱き寄せ もう何度目かの行為に及ぼうと 俺の脚の間に身体を割り込ませてきた 俺は腕を突っぱねてそれを阻止した 「………………………………ぃゃ……………」 「……………どうしたの?よく聞こえないよ」 「悠真兄さん………何をしたの? 誰かに何か危害をくわえたの?」 「……………何言ってんだ 馬鹿だな 俺がそんな事するわけないだろ」 「今言ったのは誰の事?あの男って誰? まさか……………」 「伊月?どうしたんだ? 俺の前で他の男の話をするなんて」 「お願いだから答えてください! 誰の事ですか!」 「…………………………」 「兄さん答えて!あの男って誰! まさかまさか」「--------------------------------どうしてなんだ!」 「------------------ッ!嫌っ!」 悠真兄さんが俺の身体をベッドに押し付けた 俺の両足首を掴んで左右に拡げた そして強引に身体を捩じ込ませてきた 「どうしてあんな男に触らせた! あの男に抱かれたかったのか! お前が あの男に触られているのを見た瞬間 俺がどれほど はらわたが煮えくり返り あの男を殺したくて殺したくて 仕方が無かったか お前にわかるのか!!」 「ッ!嫌だァ―――――――――ッッッ!!」
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