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「隼斗さんは何がしたいの?お金になる私を手放したくない?」
「金になる?お前がか?」
「…違うの?」
「笑わせんな。小学生の小遣い程度にしかならねぇな」
「…臓器売るとか」
「ぷっ、くくっ」
私の真剣な言葉を聞くなり笑い始める。
こう見えて冗談なんかじゃなく割と…ううん。本気なんだけど。
「…笑わないで。本気なんだから」
「妄想全開だなお前。俺はそこいらのやくざでもマフィアの一員でもなんでもない」
「…見た目が」
「見た目で判断するな」
どう見ても人相悪いし背が高くてがたい良いし怖い人にしか見えない。
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