第1章

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夜遅く家に帰る途中スマホのバイブがメール着信を知らせたけど家に着くまで放っておいた。 家に着くと急いでシャワーを浴び、明日の準備をしてベットに潜り込む。 あ…メール来てたな。スリープモードを解除して暗証番号を入力する。 メールを開く。 えっ…。 このアドレス…13年後の僕…朝と同じだ。 !? なんだ…これ。 僕の事だから、きっと悪戯だと思うだろう。信じて貰うには、記憶の中の僕の行動ではなく、心情を語る方が証明になるよね。 起きた出来事は情報として語られる可能性があるけど、その時の心情は僕しか知らない。でしょ? …確かに…僕が考えそうな事だな…。半信半疑で画面を見ながら、何故こんなメールが届いたのかを考える。 33才の僕は23才で生涯を閉じろと言う。 20才の僕が2年半後その通りに生涯を閉じる事を快諾すると思っているのだろうか…。 画面をスクロールして続きを読む。
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