第1章

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この夜届いた13年後の僕からのメールは、このメールが自分だと信じて貰う為の内容で、肝心な事には触れていなかった。 順を追って説明していくやり方は…僕だ。 じゃあ、次に来るものは? 僕のやり方、考え方…僕ならどうする? ふふっ、思わず笑いが出る。13年後の僕の行動を僕が予想する。自分で自分のって…かなり滑稽だ。 流れから考えると…状況説明…それによる可能性…そして…説得…。説得?まさかね。 13年後の僕は今の僕と考え方は変わらないのだろうか。 20才の僕と33才の僕。経験値の差は明らかだ。 僕だけど…少なくとも今の僕じゃない。 いったい…何があったんだよ…。スマホを片手に持ったまま、いつの間にか寝てしまった。
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