10人が本棚に入れています
本棚に追加
朝起きたらスマホがベットの下に落ちていた。
メールを読みながら寝てしまったのか。スマホを拾ってメールをチェックする。
数件のメールの中に…また僕の名前が入ってるアドレス…13年後の僕からのメール。
昨夜のメールで考えてた事を思い出しながら、躊躇いなくメールを開く。
予想通り。僕が僕からのメールだと信じたと前提の文面。
僕だと信じてくれたかな。
少し、驚かせるよ。
僕が興味を持ったジャンクDNA。あの時、心密かに想像をめぐらせたその中に、ジャンクDNAに書き込みが出来れば…と考えただろ?
ちょっと前にね、その技術は開発されたよ。遺伝子にデータ保存をするという優れたものだ。
使われるのはジャンクDNA。書き込みも読み取りも出来る。
…えっ…ほんとかよ…。
やはり技術の進歩は凄い。日々進化し続けている。
僕は書き込みが出来ればと思ったけど、まさか、データ保存に使うなんて、凄すぎるよ。
驚いたよね。だけど、人に言ったらダメだからね。
僕は遺伝子に関係する、あらゆる研究、実験をしているんだ。所謂、研究者だ。
…この流れからいくと、やはり状況説明?
メールの送り主は、やっぱり僕だ。
最初のコメントを投稿しよう!