つぐみちゃん

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つぐみちゃんの想像する魔女は黒づくめで黒い頭巾を被った鼻の高いみどりの顔をし、口の端っこがトガり、しゃがれた声で話しかけてくる魔女です。 早くしないと…。 おもちゃの箱とレゴの箱…暗くてよく見えませんが、廊下の灯りでレゴの箱の上にレゴの家を置いてる場所が少しだけ見えます…見えます?見えません。 レゴのお家がありません! つぐみちゃんはママが壊して箱に片付けてしまったんだと思い、泣いてしまいました。 あ…。 その時です。 レゴの箱がポンと飛び、その中からレゴのお家の先端が現れました。 暗くてよく見えませんが、小さな小さなおじさんが、よいしょよいしょとお家を運んでいるではありませんか。 まるで登山でも行くかのような赤いリュックを背負い、眼鏡をかけロープを巧みに使いお家を元に戻そうとしてくれていたのです。 どこからかものすごく小さな声がつぐみちゃんに聞こえてきて、ただでさえびっくりしてるのにつぐみちゃんはさらにびっくりしました。
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