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「遠い!!遠いよーーー!!」
高い木の上でニホンリスのグリボンは、秋のドングリの備蓄で集めたいのに、人間に木を切り倒されたせいで、毎年の『ドングリスポット』へは行けない。
「下は怖いよぉ!!キツネはいるし、クマはいるし、上空のタカに丸見えだし・・・行こう!!『ドングリスポット』までこれしかない!!」
グリボンは、思いきって樹木をスルスル降りると、危険に富んだ地面を走った。
ばっ!!
「?!!」
迂闊だった。後ろからいきなりグリボンはオオタカに拐われてしまった。
「しまったーーーーっ!!」
「いえーーい!!今日のディッシュゲットぉーーー!!あっ?!」
するっ。
しかしこのオオタカのピムは。脚の爪の握力が極めて無かったのだ。
「わーーっ!!」
ドサッ!!
墜ちたとこは「ドングリだー!!」
~fin~
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