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そんな高貴な身分で何故………と思うかもしれないが、オスマン連邦王国の国教は身分差別を厳しく禁じていて、そのためどんな王公貴族であろうと、代を継ぐまでは庶民と変わりなく生活することが義務付けられているのだ。
特にマララは祖国でも有名な庶民派王女で、幼少から下町で育った上に、王宮には行事でもない限りは入らないという程だった。
そんな彼女が国鉄鉄道学校を卒業して留学期間を終えたにも関わらず、労働ビザを発行してまでクト駅勤務を熱望した理由。
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