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****数時間前
「………ごめんね。白井くん。もう、いいよ。先帰って?」
「こんなに沢山のアンケート集計置いて帰れませんよ。本当は先輩だって関係なかったんでしょう?たまたま、通りかかかった所を捕まえられたんでしょ。」
「………………うう、まあ、そう言われればそうなんだけど。」
保健室で2人隣り合わせで座りながら、頼まれたアンケート集計を黙々と進めていく。
僕と白井くんは、保健委員。
いつもはこんな作業は保健医の先生がするんだけど、臨時の会議が入った事で出掛けなきゃ行けなくなった先生に、ホントたまたま通りかかった僕に白羽の矢がたってしまった。
全校生徒、500人分のアンケート集計。
今日は昼で終わって早く帰れる筈だったのに、その作業の多さに浮きだっていた気持ちが急降下した。
そんな途方に暮れていたところに、保健室に用事があった白井くんが現れて。
「先輩1人でやる多さじゃないですよ。俺も手伝います。」
そう言って、僕の手伝いを申し出てくれた。
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